忘れていた棘
子供の頃にこんな話を聞いたことはないだろうか?
「手に刺さった棘、そのままにしておくと血管に入って心臓に達して死ぬんだよ。」
実際は医学的にそんなことはないらしいけど、子供の時は
「早く棘取らなきゃ!死んじゃう!」などとあせったものだ。
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昔にある人に凄く嫌な言葉を言われた。
それは今でも口に出したくはないし、ここに書き残したくもない。
自分という存在を否定される言葉だった。
その時は喧嘩の最中だった訳だけど、怒ったからといって言ってははいけない言葉ってあると思うし、
実際私はその時、悲しさと怒りで沸騰しすぎたカレーのごとく
どろどろとした「殺意」のようなものが湧いた。
そのくらい言われたくない、聞きたくない言葉。
それから時が経ち、そのことを思い出すことはなかったのに
あることがきっかけで思い出して動悸がして苦しくなってしまった。
まるで昔に刺さった棘が心臓に到達したかのように。
ここでも書いているように、免疫力低下で症状が出るヘルペスのように。
ヘルペスは子供の頃にかかった水疱瘡のウイルスが体内に潜んでいて
免疫力低下で再発するのだ。
それと似たように言葉のウイルス、言葉の毒、言葉の棘も、呪いの言葉も
体内に潜んでいて、ある条件が重なると暴走して人を苦しめる。
トラウマ・フラッシュバックってやつもそう。
結局自分は大丈夫!なんて言っておきながら、
ただ大丈夫な時が多いだけに過ぎない弱い人間なのだと思い知り
情けないなぁ・・・と苦笑してしまう。
他人からの言葉だけではなく、自分の言動がブーメランとなり襲いかかることもある。
それでやられる時はだいたいPMSで弱っている時だ。
弾幕薄いよ!
心のATフィールド展開出来てないよ!
もはやPMSなのか更年期なのかわからないよw
スイッチオフしたい。
ま、吐き出せるうちは。
書けているうちはまだ良いのかも。
葬りきれずにもがいている情けない自分を
ここに葬りたい。