葬ろう部

いろんなことを書き記し葬っていくブログ

卒業式に○○と決別した話

昨日ふと思い出しこんなことをつぶやいた。

 

 

この考えの根底にある出来事を思い出したのでここに書き捨てる。

 

タイトルで釣っておいてなんだが、卒業式に彼に身を捧げお子ちゃまだった私と決別。

大人の階段上りました。にゃは☆的なアダルトな話ではない。

そんな期待をした人は回れ右!!!いないとは思うけどw

 

一言で言えば「小学校の卒業式に友達に無視をされた」そんな話です。

 

もうすぐ娘が小学校の卒業式を迎える。

そんな時だから思い出したのかもしれない。

 

 

転校生だった私

まあこのブログでも何度か書いたとは思うが小学校は4回変わっている。

 

houmuroubu.hatenablog.com

 

親が転勤族。とかなら格好がいいが、そんな立派な事情ではなく

大人の都合ってやつで、狭い地域で住まいを変えていただけだけど。

 

転校生というのは基本ちやほやされる。

学校の飼育小屋に新しい動物が入ってきたかのようにワクワクされる。

みんなが新人に興味深々で友達になりたい。話を聞きたいと思うようだ。

 

そんな中で自分のグループに入れようと真っ先にしてくるのは

カーストの高い女子グループが多い。

新人を獲得するのはうちらだから。と囲い込むのだ。

 

小学校6年生の時の転校で

小学校6年の秋に転校した。タイミング的にはなぜこの時期に?であるが。

当時急激に成長した私の身長はすでに160cmを超えており

転校初日、職員室に転校生を覗きに来た男子が

 

「なんかでかい女が来たぞー!!!」

 

と叫んでいるのを聞いた。でかい女って・・・

この時はヒョロガリだったので全体的にでかかった訳ではない。

今はデカイ(´;ω;`)

 

そしてこの学校でも今までと同じくカースト上位女子4人組が声をかけてきて自然とそのグループと行動することが多くなった。

おとなしめグループの子からしたら転校生というだけでそこに入れるということは

地下アイドル的な下積みもない普通の女の子だったのに、モー娘。に加入し、いきなり国民的アイドルとしてテレビに出まくるくらいチートだったと思う。

あ、いまだとAKBか。アサヤンでモー娘。オーディション見てた世代だからさw

 

でも別にカースト上位グループと仲良いからといって私は私だし、グループ行動苦手で(協調性がないと通信簿に書かれるタイプ)いろんなこと仲良くしたいと思っていたので、他の女子とも仲良くはしていた。

 

無視のくだらない原因

ある日の休日、外で遊んでいたら、同じクラスの女子Aに会った。

そのまま公園で一緒に遊んで楽しく過ごしたのだが・・・

翌日、学校に行ったらグループ女子が何やら睨んでくる。

話しかけてもプイっとされる、無視される。

何が起きたかわからないで戸惑っていたら

グループの中ではおとなしめというかボスに従うタイプの子が(この子も中学年での転校生だった)

 

「昨日Aちゃんと遊んだでしょ?」

 

と言ってきた。うん。確かに遊んだ。偶然会って。それが何か?と思った。

よくよく話を聞いてわかったことは

 

ボスグループは私以外4人。力の強い2人と大人しめ2人だったのだけど

話を聞くところによると、ボスのうちの一人が好きな男の子がいて

Aちゃんもその子が好きでちょっかいを出しているから気に入らない。

そのAちゃんと仲良くした私も敵!みたいな話だった。

 

意味が解りません

 

でも小学校とかこういうのはあるあるなんだ。

会社でもそうだけど狭いコミュニティでは

力ある人の機嫌を損ねたりしないよう上手く立ち回らなくてはいけないこともある。

 

私は何度かの転校でいじめやいろんな思いをしたけれども

馬鹿なので学習能力もなかったし、人に媚びるのが苦手だったので

この辺りの立ち回りが下手くそだったと思う。

 

その日のうちにボスが「もうあの子とは仲良くしないでね」と言ってきて

それに納得したわけではないが「偶然会ったから」とか適当に答えて無視はすぐに治まった。

 

でもAちゃんとはボス達より家も近く、家の近所に出没することもあったので

あまり気にすることもなく遊んだりもしていた。

Aちゃんはクラスの中ではカースト低めでいじめられやすい女子だったけど

一緒にいて楽しかった。ただそれだけのシンプルな理由。

カーストがどうとか関係ない。

 

卒業式当日の無視

そんなこんなでたまにAちゃんとの蜜月は続いた。

そして迎えた卒業式当日の朝、学校に行ったら

ボスグループがスーン(˘ω˘)としていた。

 

「またあの子と遊んでいたらしいね(˘ω˘)」

 

そんなことを言われた。だから私も

 

「うん。遊んでいたよ。」

 

それが何か?とばかりに返し、その後はずっと無視されたが他の子と話をして

そのボスグループの元には戻ることなく卒業式を迎えた。

卒業式は半年しかいなかった学校だけど、それなりに涙は出た。

その涙が卒業の感動によるものか、悲しさなのか悔しさによるものかはわからなかったけど、私の中で何かが変わった。

 

「そんな強要してくるやつは友達でもなんでもない」

「頭を下げてまで友達でいたくない」

 

そんな友達()いらない。

 

 卒業式後日談

そんなモヤモヤしたまま小学校を卒業したのだけれど、

ボスグループと離れたことで他の子たちが

「本当は話したかったけど、仲良くするとボス達が怖かったから」

と言ってきたりもした。

 

卒業後、進む中学校はもちろんボス達もいるけれど

4校ほどの小学校から人が集まるから、また友達作ればいいと思った。

 

そんな進学前の春休み中、ボスグループの子分の一人から出紙をもらった。

「卒業式に無視してごめんなさい。可哀そうだと思ったけど逆らえなかった」

的なことが書かれていた。

彼女も彼女で狭いコミュニティでの自分の立場を守ることに必死だったのだろう。

だから恨む気持ちもないけれど、彼女たちから離れられず納得いかなくても従ったままでずっとそうなのかな・・・とちょっと悲しく思った。

 

思いをまとめる

Aとは社会人になってからも仲良かったし、先日久々にも会った。

彼女とは小学校の時から対等な関係だから。

 

中学校になってさらに意地悪度が加速したボス女と同じクラスになり、

小学校の時よりひどいいじめをされたりいろいろあったけども、

辛くてもそれに屈したり媚びたりしなかった自分を褒めてあげたい。

生き方下手くそすぎるけどもw

 

中学校の時にボス女が何かをやらかし、同じ部活の女子から無視され孤立していた時はやたらとすり寄ってきたけど、それでも私は「普通に」仲良くはしていた。

そして彼女は無視が解除されるとまた上位グループに舞い戻っていった。

去る者は追わず。友達ごっこに付き合っただけのこと。

 

彼女たちのしたことに怒りはなかった。

冒頭に貼り付けたつぶやきのように

「卒業式という思い出の場でもマイルールを通す」

そんな思いやりのなさが悲しかった。

 

だから偽りの友情関係とは決別した。

 

 

苦い卒業式の思い出、ここに葬ります。