葬ろう部

いろんなことを書き記し葬っていくブログ

居場所を探して

きっと私の前世はジプシーなんじゃないかな?

そう思うほどに転々としてきた。

狭い範囲ではあるけれど。

海外に行ったり仕事でもっと転々としている人はいるだろうけど。

 

小学校は親の都合で4度転校した。

転勤族だった訳では無い。

大人の事情って奴だ。

 

高校で家から離れ、寮生活。

その後、1度家に戻ったけど、お金を貯めて一人暮らし。

結婚・離婚・再婚で住居を変え、今に至る。

 

最初の結婚では夫の投資失敗による、いわゆる転落って奴で

家も店も失って、住居を変えた。

知り合いの紹介の物件だったけど、ここは離婚した後に

何やらトラブルになったようだ。

 

今の結婚では途中、家を買う話もあったけれどうやむやになり、

そのためのお金のほとんどが開業資金となり、

その仕事のために、引っ越し・子供を転校させた。

 

結局、一つの所には長く踏みとどまれないのか?

こういった経験があるから、どこに行っても生きていける自信はある。

そしてふと思うのが安住の地が欲しいという思い。

 

私が家を出た後、親も別居したりまたくっついたりで住居を転々としていた。

もともと「早く実家を出たい」という気持ちが強かったので

そうそう寄り付かなかったけど、何かあった時に

 

「安心して還れる場所」

 

があるかないかで随分と違ったような気もする。

 

その思いからいつも居場所を探していた気がする。

私はここにいていいんだろうか?

ここが私の還る場所なんだろうか?

 

結局、いまだに居場所がわからないままだけど、

今は母親となり、子供が安心して還れる場所を作る立場だ。

何かあった時に受け入れ「大丈夫だよ。」と言ってあげられるように。

子供が何かに怯えず、眠ることが出来るように。

 

孤独に慣れたようで、慣れていないから人恋しくもなる。

居場所だと思ったところが無くなってしまったり、

勘違いだったりすることもある。

 

そんな中でここは今のところ、居場所なんだと思う。

またふらりとどこかに行ってしまうかもしれないけれど。

その時その時で居心地の良い場所を探して彷徨い続けるのかもしれない。

 

妙な期待はここに葬ります。