葬ろう部

いろんなことを書き記し葬っていくブログ

レモンとみかんの思い出

ども。えむるです☆

今回もこぼりたつやさんの3000文字チャレンジ企画。

テーマは「みかん」です。

 

 

 

毎回皆さんの投稿見て思うけど創作で書ける人って凄いなって。

私は体験でしかかけないのでしょぼしょぼですが、

まあ、みかんにまつわる思い出話でも書いていこうかと思います。

 

セキセイインコのレモンちゃん

まだ私が小学生だった頃の話。

ある日、母が知り合いからセキセイインコをもらって来ました。

白・ブルーのペアと黄色の計三羽。

このインコに弟が名前をつけました。

 

白   → バニラ

ブルー → ミント

黄色  → レモン

 

爽やか系の名前です。

バニラとミントのペアはまた別の人にもらわれていきましたが、

残ったレモン。レモンと名付けられたにも関わらず、自分で

 

「ピーコちゃん」

 

と主張する。

 

レモン~♪と呼んだところで帰って来る返事は

 

「ピーコちゃん」

 

きっと前のお宅でピーコちゃんって名前で呼ばれてたんですね。

自分でそう言うなら仕方がないということで

不本意ながら我が家でもピーコと呼ばれるようになりました。

鳥にありがち過ぎる名前です。

 

ピーコとの暮らしはなかなか面白かった。

お風呂上りに濡れた髪が束になっているのを見ると

すかさず飛んできて肩に乗り、くちばしで髪をほぐし始める。

鳥って毛づくろいしますよね。

あんな感じで束になった毛許せねぇ!的にムキになってw

 

セキセイインコってけっこうしゃべるんですよね。

ピーコも家に来た時から

 

「ピーコちゃん、カワイイ♪」って自画自賛

 

小さい頃からそう言われて育ったんでしょう。

自己肯定感強し!

 

でもあんまり自分のことカワイイカワイイ言うもんだから

当時小学生の私はちょっとイラっとしまして

ピーコに「ブス」って言葉を教えることにしました。

手の上に乗せて

「ピーコ、ブスって言ってごらん。」

「ブース、ブース」って何度も繰り返し言葉を覚えさせる。

 

インコの言葉って子供の成長と似ていて、

インプットされた言葉がアウトプットされるまでに

ちょっとブランクがあります。

 

で、そんな言葉を教えたことを忘れていたある日、

いつものように手の上に乗せて愛でていたら、

ピーコがしゃべりました。

 

「ブス」

 

って、私に面と向かって言っとるやないか!!!

私がブスみたいになっとるやないか!!!

ってことになりまして・・・

自分の発した言葉は自分に返ってくる。ブーメラン。

このことを実感したのでした。

皆さん、インコにも子供にも悪い言葉を教えてはいけませんよ。

 

「ピーコちゃん、ブス」

 

って教えればよかったかな?(違)

 

ちなみに友達の家の玄関先に居たセキセイインコ

その家の夫婦喧嘩を1羽2役で再現してしゃべっていたので

飼う時にはご注意下さい。

家庭の事情、筒抜けになります。

 

 ピーコとみかん

ピーコは良く慣れていたので基本呼べば来るけれど、

たまに機嫌が悪いと無視されることもありました。

そんなピーコを100%呼び寄せるアイテム。それが

 

「みかん」

 

なぜかはわからないけどみかんを見せると

ウキャー♪とテンションアゲアゲで飛んでくる。

呼んだ時と飛び方が全然違う。

あの色に惹かれるのだろうか?

かといってみかんを食べる訳ではない。

でもね、発見したんです。

ピーコはみかんの白い筋が好きだということを。

 

ある時、みかんを剥いて半分机の上に置いていたら

ピーコが飛んできたので

「みかん食べるのかな?」と思って様子を見ていたら

みかんの白い筋だけ丁寧にとって食べてました。

果肉や薄皮には興味なく白い筋だけ食べる。

 

そのことに気付いてから、みかんの筋をとって

ピーコにあげることに。

ピーコがいない今は食物繊維の塊だと聞いこともあり、

とらずに食べているけどね。

 

ピーコ旅に出る

私が中学生になったある日、

母が洗濯を干そうとベランダに出た時に

ピーコが外に飛んでいってしまった。

(なぜ、かごに入れておかなかったのか・・・)

学校から帰って母からそのことを聞いてショック。

あんなに可愛いピーコがもういない現実に

家族全員で落ち込みました。

 

「ピーコ、ちゃんと生きてるかな・・・」

「大きな鳥に襲われたりしないかな」

 

心配をしても飛んで行った鳥を探すことなど不可能で

ピーコにはもう会えないと悲しみました。

 

ピーコがいなくなって3か月ほどたった頃、

弟が小学校の朝礼で、校長先生からこんな話を聞きました。

 

「少し前に知り合いのところに迷いインコが来て

ピーコちゃんと名乗っているらしい」

 

弟からこのことを聞いた家族は

もしかしてうちのピーコじゃない?と興奮し、

校長先生から詳しく話を聞くことに。

鳥のピーコ率は高いけど、黄色のセキセインコらしいし

ますますうちのピーコ率が高まり、面会することに。

 

ピーコは黄色にちょこっと羽根に緑が入っていたのですが、

ちゃんとそこも同じ。何よりしゃべる言葉がピーコ。

 

「ブス」

 

はこの時言ってませんけどねw

 

保護先で「ブス」って言ってたら、

きっとピーコ焼き鳥にされていたと思うので、

無事に帰って来たってことは言ってないと思います。

多分。きっと。

 

という訳で、保護して下さった方にお礼を伝え、

旅に出たピーコは無事、我が家に帰還しました。

 

この経験が役に立った出来事があります。

昨年、子供が「公園にインコがいる!ママ来て!」と

呼ぶので駆けつけると青いセキセイインコが公園付近を飛んでいて、

逃げるのをなんとか保護し、警察にも届けました。

 

ちょうど翌日、授業参観で学校行く用事があったので

インコのチラシを作り、先生に掲示と生徒への呼びかけお願いしたら

その結果、同じ学校の子が逃がしたインコであることがわかり、

「子供が逃がしてショック受けてたので見つかってよかった。」

とその家族から感謝されました。

セキセイインコ飼いたい娘はちょっとがっかりしてましたが。

なのでもし動物を保護することがあり、飼い主を探すなら

学校にあたるのも一つの手ですよ。

 

 

テーマ「みかん」だったのにほぼインコの話になったし、

3000文字には到達していないということで

チャレンジ失敗!!!

 

 

みかんの話は未完で葬ります。

 

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↑実はこのオチが使いたかったのと、

インコの話ばかりになるので、

3000文字未満で打ち切ったのですが、

思いのほか3000文字仲間やいろんな方に

反応いただけて自分のズルさを反省しました。

 

という訳でみかんの話を追記…

ではなく、ピーコの話で残りを埋めて

3000文字にいたしますw

 

ピーコは家族全員に懐いていたけど、

中でも私に1番心を許してくれていたようで、

寝転がった私の胸の上で羽を広げて寝ることもあり、

家族の中でこれをするのは私にだけだった。

 

ある時、ピーコが病気になりました。

私はこの時はもう車の免許を持っていたので、

ピーコをカゴに入れ車に乗せて病院に向かうも、

慣れない状況にピーコがカゴの中で騒ぎ暴れるので仕方なく外に出すことに。

私の肩に乗せて運転したけれど、夜だから真っ暗で鳥目の(鳥だから当たり前)ピーコはやっぱり怖がる。

でもルームライトつけたら落ちついたので、

ちょっと遠い動物病院までルームライトをつけたまま肩にインコを乗せた怪しい状態で車を走らせましたとさ。

 

なので皆さん、ルームライトをつけて走っている車を見てもこんな事情もあるので、

怪しいとか思わないでくださいね。

以上、ブスと言われたのにみかん大好きなピーコを愛し愛された優しい私の話でした。(おい)

 

ピーコのエピソードはまだまだいっぱいありますが、

3000文字超えたのでこの辺で。

 

未完のみかんの話をうまくオレンジ(アレンジ)して

柑橘(完結)出来ずすいません。

 

 

姑息な手を使ったことをここに葬ります(2度目)