壊れた私のイカリスイッチ
私のスイッチはどうも壊れているらしい。
蛍光灯かよ。ってくらいに反応が悪い。
ここでいうスイッチとは怒りのスイッチだ。
私はよく怒らない人。と言われるのだけれど、多分スイッチの入りが悪いだけだ。
車の運転中とかは割と入りやすいのに、人の言葉に対しては、話を聞いていない訳ではなく受け止めてはいるが、どうもそれが怒り回路に流れるまで時間差があるようだ。
ふと思い出した話があるので、そのことを書いてみようかと思う。
私の最初の結婚の時の話である。
その時の夫は自営業をしていて、そこで一緒に働く女性がいた。
夫はその人に対して「ブス」って普通に言っていて、私に「あいつだけは無人島で2人になっても絶対出来ない。顔が無理!」とよく言っていた。
仕事はよくやる人だし優しいし、ただなんとなく私に対しての嫉妬的なのは薄々は感じてはいた。
その人は夫のことが好きらしく、夫いわく「私はブスで結婚は無理だから、子供だけ作りたい」と言われたことがあるらしいが、前述したように夫は「絶対無理!!!」と断ったと聞いていた。
その後、その彼女には若いセフレが出来たらしく、私もそのセフレ君とは店で何度か会ったことがあった。
それからしばらくして彼女は妊娠(父親は誰かわからない)出産で仕事から離れたものの毎年子供の写真付きで年賀状は来ていた。
子供が3歳くらいになった頃だろうか。
彼女が私と夫がいる職場に子連れで遊びに来た。
「大きくなったなー」なんて子供弄って遊ぶ夫。
そして夫が少し席を外した時に彼女が子供に向かってこう言った。
「パパに会えて良かったね。やっぱり似てるねー」
後から思えばけっこうな衝撃発言だと思うし、子供に言うふりして私に言ったんだと思うけど、この時の私、ふーんって聞き流してたw
あえて無視とかではなく全くピキピキ来なくて。
で、家に帰ってから思い出し「どゆこと???」となった。遅っ!!!w
でもそこでスイッチ入ったとこで対象者は目の前にいない。夫もいない。
そこでしばし考える。
「本当に夫の子なんだろうか?」
「でも夫は絶対ムリって言っていたし」
「私と夫の仲を壊したい虚言だろうか?」
「うちがなかなか子供に恵まれないことへのあてつけかな?」
などなど、いろんな思いが頭を巡る。
結果、考えてもわからないし、私は夫に何も問いたださなかった。
なんの確証もないし、彼女が私と夫の仲をこじらせたいのであれば思うツボだな。と思ったから。
この時、あ、スイッチ即入らなくて良かったーとも思った。蛍光灯万歳。 おかげで修羅場にはならずに済んだもの。
まーその夫とは別の修羅場があって別れたし、真相は未だにわからない。
でも知らない方がいいことも世の中にあるし、嫉妬であることないこと言って揉めさせようとする人もいるし、鈍感で良かったのかもしれない。
人生いろいろありすぎて鈍くなかったらとっくに病んでたもんw
今でもこんな感じで、後から「あーあれ嫌味だったのかー」って思うことがあるけど、瞬発力のなさゆえ揉め事にはならないし、言った方も手応えなくてつまらんだろうし、いつもニコニコしている人で居られてそれはそれでまあまあ良いのかも。と思える今日この頃。
こうやって書くとただのバカなのかな?と思えて落ち込むけど、
一応接客では臨機応変な対応ができる人、クレーム対応得意な人と評されてたからただのバカじゃないよっ!!!と思いたい。
ちょっとスイッチの入りがおかしいだけだw
ところで今日、離婚しました!
新しい人生に向けてのほほんと頑張る。
二度目の結婚、ここに葬ります。